コーポレート・アイデンティティ(CI)活動の推進

 将来にわたって重視していく企業理念や目指すべき方向性を定め、更なる成長と飛躍を目指すため、コーポレート・アイデンティティ(以下、CI)活動を進めています。この活動では、「まず、想いにとどく」をコンセプトに、大切にしていく考えや行動指針を明確化しています。
 トップマネジメントや経営幹部によるコミュニケーション、職場における対話、若手を主体としたブランディング活動、優良事例の共有など、グループ全体でCI浸透に取り組んでいます。
 2024年度は、2023年度から実施しているブランディング研修を引き続き階層別に実施するとともに、2025年度に海外拠点を含むグループ全体への浸透活動を強化することを目指し、具体化に向けた準備を完了しました。

【取組み実績 】

2020年度~

2021年度~

2023年度~

2025年度

CI策定、新人事制度開始、CI浸透度調査
ブランドアンバサダー育成プロジェクト
ブランディング研修
トップメッセージ再発信、各部門方針改訂

 

 

CI浸透施策マップ
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CI浸透施策マップ

理念浸透型の人事制度・人財育成ポリシーの整備

 CI活動と連動して策定した新人事制度において、中核人財を含む、期待される人財像を明確化しています。それぞれの職務に期待されることを、成果責任、人財育成・成長、風土醸成といった観点で定義しており、適材適所の任用・配置を行っていくとともに、メリハリのある人事処遇を図っています。同人事制度においては、努力・チャレンジの奨励や、成果に対する適切な評価・処遇を掲げ、キャリアのステージに応じて支援するための教育制度の充実や、仕事のやりがい・働きやすさの向上などのための環境づくりを推進しています。

人財育成ポリシー

 

(a) コーポレート・アイデンティティ(CI)に基づく行動指針を体現・実践できる人財の育成

(b) キャリアのステージに応じた学びと成長の継続支援

  1. ビジネス基礎能力開発、2. キャリア開発、3. 専門能力開発、4. リーダーシップ開発

(c) 期待する役割の定義、職務を通じた成果達成の促進

(d) 努力・チャレンジの奨励、ステップアップにつながる様々な機会や場の提供

(e) 個々の「キャリアデザイン」の実現のサポート

人財の多様性の確保、ダイバーシティマネジメント

働くパパママ社員のための
YUSHIN育児制度BOOK
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働くパパママ社員のための
YUSHIN育児制度BOOK

 人財の多様性確保・ダイバーシティマネジメントの観点から、従来の社会や会社内におけるスタンダードにとらわれず、多様な属性や価値観を尊重し、人財を活かすことを重視しています。具体的な取組みとして、「男女が等しく活躍できる就労環境づくり」、「性別・国籍を問わない採用、重点職種におけるキャリア(中途)人財の採用」、「多様なメンバーの努力・チャレンジを引き出す制度・環境づくり」、「両立支援のサポート」などに取り組んでいます。

 女性活躍推進の観点からは、次世代育成支援対策推進法および女性活躍推進法に基づく行動計画を定め、「女性管理職候補者の育成」、「男性社員の育児休業取得の強化」などに取り組んでいます。具体的な取組みとして、「働くパパママ社員のためのYUSHIN育児制度
BOOK」の配布 、個人の状況に合わせた制度説明面談の実施、育児休業中の従業員向けの情報交換イベントなどを設け、出産や復職における不安軽減にも努めています。
 グローバルレベルでの多様性確保の観点からは、海外に多くの拠点を有しローカル化を推進しており、中途採用者・外国籍の人財活用に積極的に取り組んでいます。
 なお、これらの取組みを進める上での基軸として、人権尊重の取組みをグループ全体で推進し、その責務を果たしていく指針である「YUSHINグループ人権方針」を策定し、ステークホルダーへの周知を図っています。

研修実績

 中長期経営目標の達成およびその先の更なる持続的な成長に寄与する組織づくりのため、部長級向けの研修を実施しました。これまでより一層主体的に経営に携わり、自らの組織を動かし、立てた計画を実現するための戦略策定に関する内容を学び、半年間におよぶ取組みの成果として、研修後も自身で戦略策定できる能力を獲得しました。
 課長級向けの組織マネジメント力強化を目的とした研修や、一般社員向けの自律的なキャリア開発を促す研修を実施するなど、事業成長を下支えする強固な人・組織づくりのための新たな研修運営にも取り組んでまいります。

 

仕事のやりがい、働きやすさの向上などのための環境づくり

提案・チャレンジ活動の奨励

 社員主体での提案・チャレンジ活動を応援し、取組みを促す制度を整備しています。

  • 業務改善を促進する「改善提案制度」
  • 創造性・主体性を持った人財を養う「イノベーションプロジェクト活動提案制度」

  (例) オフィスカジュアルプロジェクト/社内イントラネットのリニューアルプロジェクト

働きがい、ワークライフバランスの向上

リノベーション後の伏見工場(アメニティスペース)の様子
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リノベーション後の伏見工場(アメニティスペース)の様子

 従業員からの「あったらいいな」という声を積極的に拾い上げ、働き方改革によるワークライフバランスの向上や福利厚生の強化に取り組んでおります。
  働き方の多様化に対応するため、2024年度よりフレックスタイム制度の導入に向けた本格的な検討を開始し、2025年度には制度のトライアル運用を開始しました。また、チームワークやコミュニケーションの活性化に向けたオフィス・工場の施設環境づくりも重視しており、2024年度には旧本社である伏見工場をリノベーションしました。

労働安全衛生の取組み

 健康で活き活きと働ける職場環境づくりを目指して、産業保健体制の整備、必要な安全衛生教育・訓練の実施、各部署における労働安全性強化のための取組みを進めています。

人的資本強化に関する目標・実績

 当面、人的資本強化に向けた基盤づくりとして、次の目標に取り組んでまいります。

 

【持続的成長に向けた組織づくり】

指標・項目

1. 企業理念の浸透・実践強化に向けたプログラムの実施

目標

CI浸透研修の実施・継続

実績・活動

  • CI浸透ブランディング研修・フォローアップ研修の実施 (2024年度・全21回)
  • 経営幹部や各職場による浸透・実践活動

指標・項目

2. 組織力強化に向けた従業員参加型のサーベイの実施

目標

組織課題の把握・施策検討

実績・活動

  • マネジメント関連サーベイ企画着手
  • 2025年度中にフィードバック研修と併せて実施予定

【多様な人財の確保・育成、ダイバーシティマネジメントの強化】

指標・項目

3. 多様な人財の確保・育成のための戦略・施策強化

目標

  • 人財採用ポリシーの強化
  • 人財育成に関する継続的な施策強化
  • YUSHINグループ人権方針の徹底と人権デュー・ディリジェンスの実施

実績・活動

  • 人財採用、育成に関する各種施策の実施
  • 人権研修の実施 (2024年度・全1回)

指標・項目

4. 女性活躍に関する指標

  (1) 役員・管理職に占める女性比率

  (2) 新卒採用者に占める女性比率(※)

目標

(1)役員・管理職に占める女性比率
  2028年3月までに①役員15%程度 ②管理職5%程度

 

(2)新卒採用者に占める女性比率  
  2025年3月までに30%

実績・活動

(1)役員・管理職に占める女性比率
  ①役員:20% (2025年3月)  ②管理職:2.5% (2025年3月)


(2)新卒採用者に占める女性比率  
  44% (2025年3月)

指標・項目

5. 男性従業員の育児休業取得率(※)

目標

2025年3月までに20%以上を達成

実績・活動

2024年4月~2025年3月     57.1%

(注)(※)は女性活躍推進法に基づく一般事業主行動計画における開示済目標です 。